日本の家庭とどう違う?オーストラリア国際結婚家庭事情

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現在筆者はオーストラリア人(英国人でもある)の夫と、オーストラリアに暮らしています。日本の友人・知人からは、国際結婚の生活について興味津々でいろいろな質問を受けます。

国際結婚の家庭事情に興味がある、という人のために、今回は筆者が良く聞かれることを中心にまとめてみました。

食事はどうするの?

筆者の夫は納豆以外なら基本的になんでも喜んで食べてくれます。決して味音痴ではないのですが、「おいしい」の範囲が広いというかこだわりが薄いので、家庭のシェフとしては大変ありがたいです。

ただやはり日本食のあの絶妙な味わいや風味はあまり理解できていないようで(例えば出汁を変えても違いが分からないなど)、料理好きの筆者としては少し寂しいですが、毎回うるさく言われるよりはマシかなぁと思うことにしています。

友人のオーストラリア人の夫は日本食全般が苦手で、いわゆるフィッシュ&チップスとかBBQソースやチーズの味しかしないものしか食べないそうです。

彼女も最初は頑張ってそんなものばかり作っていたそうなのですが、最近では自分の食事と夫の食事は分けて作るといいます。夫のものは食べなれた味のソースかチーズがかかっていれば良いわけですから(笑)手早く作ってしまい、自分のものは手間のかかる日本食を好きなように作る。

単純にレストランに行ってお互い別々のものを注文する感覚で、重要なのは一緒に食べることだから特に問題はないと彼女は言います。

特に自分の国を離れている方にとって食生活の違いは精神面にも大きく影響しますから、重要な問題です。毎日のことなのでそのあたりは無理せず、筆者の友人のように工夫するのが賢いやり方でしょう。

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ロマンチックな生活してるの?

これもよく筆者が聞かれる、毎日愛の言葉や褒め言葉、スキンシップがあるのかという質問です。

筆者の家庭の場合、答えはイエスです。ロマンチックかどうかは微妙ですが、日常的に相手を観察し、愛情や感じたことを自然と表現して伝える習慣になっています。

キャンドルライトの元でバラの花束を・・・なんてことはうちでは一切しませんが(筆者も夫もクサいのが苦手です)、それでもその習慣があるおかげで日々円満であることが確認できているように思います。

また素直な愛情表現が習慣になると、人間にはバイオリズムがあるので、お互いになんとなく不調があったり心ここにあらずだったり疲れていたり、そんな微妙な変化の読み取りもスムーズになる気がします。

相手がそんな状態のときは黙ってサポートすることができますし、お互いに相手のそんな行動を感謝することで夫婦関係に良い循環ができると筆者は感じています。

記念日など2人とも忘れがちですが、思い出せばプレゼントを贈りあったり、2人でささやかなデートに出かけ、ゆっくりいろいろなことを話します。

カップルによって習慣や愛情表現のし方は違いますが、筆者は特別な日に特別な何かをするよりも、普段夫が散歩に出たときに綺麗な野花を持ち帰ってくれたり、筆者が欲しいと言っていたものを覚えていて買ってきてくれるというような、些細な思いやりにロマンスを感じる質です。

そういった毎日の積み重ねの上に夫婦関係があるので、例えば記念日を忘れてもお互いにいちいち腹が立ったりしないわけですね笑

それをロマンチックと感じるかどうかは人によるかと思いますが、高価なシャンパンとジュエリーを重視していた頃の筆者には、今の自分の状態など正直想像もできなかったはずです。

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何語で会話するの?

筆者夫婦はお互いにお互いの言語を話しますので、日英ごちゃ混ぜ会話です。英語で話して日本語で返す、その逆、あるいは一つのセンテンスに日英両方混ざった会話をするなんてことも多いです。

帰国子女やインターナショナルスクールの生徒が皆ルー○柴に聞こえるのは、あることを表現するのにもっとも適した言語がその瞬間によって違うため、その都度頭の中でスイッチが切り替えられるからです。

互いに違う言葉をしゃべるのは不便じゃないかとかすれ違ったりしないかと聞かれますが、筆者夫婦の場合はまったく逆です。むしろひとつの物事を2つの方法で表現できるのでコミュニケーションの幅が広がり、深みが増しているとさえ思います。

2人で新しい言葉遊びやジョークを日々編み出しては笑ったり、思わぬ発見をして勉強になったりと、夫婦で楽しんでいます。

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旦那は家事手伝ってくれる?

手伝ってくれます。パートナーが男女の役割を完璧に分ける習慣のある国の出身でない限り、何も言わずとも家事・育児には普通に参加するのではないでしょうか。

筆者が最近目にしたとある調査では、日本人の既婚男性のおよそ7割以上が男性も家事を手伝うのは当然とする考えに賛成していながら、実際の家庭での家事分担率は2割弱と、ギャップがあることがわかったといいます。

また興味深かったのは、男性は緊急性がなく、自分の好きなことにつながる家事しかやりたがらない傾向にあるとか。

緊急性がないというのはすなわちいつでも好きな時間にできる家事ややる時間が決まっている家事、好きなことにつながる家事とは車が好きなら車を洗うとか、料理が得意なら料理とかということです。

また自分の役割分担をひとつふたつ積極的に決めてしまうことで「やっている感」を妻にアピールしたり、それ以外の家事を頼まれるのを避けようとしたりもするということでした(笑)。

なんだかせこいなぁと思ったりもしましたが、考えてみれば日本人は労働時間が長すぎますよね。夜遅くに疲れ切って帰宅して、家に居る時間もほとんどない、というのがそもそもの問題なのだと思います。

オーストラリアのメルボルンは世界で初めて労働者の8時間労働を法的に決めた場所なのだそうで、そんなこともあってかオーストラリア人はたいていきっちり定時に帰宅しますし、当然ボランティア残業なんてあり得ません。

大学で働く筆者の夫も5時半から遅くても6時には帰宅しますから、夫婦でリラックスする時間は十分ありますし、夫が家事を手伝う余裕もあるのです。

またこちらではいわゆる男女で役割がわかれていないので、なんでも気がついたほうがやるという感じです。片方が家を守るというのではなく、「2人で家庭を運営している」、という感覚が近いと思います。

共働きならなおさらですが、日本で共働きのカップルの場合、女性の方ばかりに家事の比重がいっているのは不公平ですよね。

そんな、家庭を築くということや男女平等の考え方も含めて、こればっかりはオーストラリアを見習ったらみんなもうちょっとは幸せになるのにな、と筆者は思います。

むしろ、その方が効率的で社会全体の生産性も上がると思うんですけど、どうなんでしょうか・・・。

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ケンカはする?

もちろんします笑

一度だけ夫が家出しかけるほどのケンカがありましたが、大事には至らず、また小さいケンカもうまく話し合いでおさめています。

ケンカの理由は世界中のどんなカップルも似たり寄ったりな内容ですし、最終的にどちらかが妥協したり謝ったりして収束するのも同じです。

感情的に言い争うことはほとんどないので、互いに取り付く島もないなんて状況にはなりませんが、代わりに理性的に自分の考えを整理して相手に伝える努力は必要です。対等なパートナーとして何が2人にとってベストなのかを議論するという感じですから、ケンカというよりは家族会議ですね。

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夫から頭ごなしに何か言われることもありませんし、こちらの意見もよく聞いてなるべく叶えてくれようとするので、筆者も必ず相手を尊重します。

私が一度感情的になってしまったときに夫に言われたのが、「僕は君の敵じゃないよ」という言葉です。

当然のことなのかもしれませんが、筆者には響きました。頭に血が上って、実際はただ意見が違うというだけなのに、相手が自分を傷つけようとか悪い意図があるように錯覚して攻撃的になってしまっていたからです。

以前の記事にも書きましたが筆者の自分を守ろうとするクセに対して、夫はそんなシンプルな言葉で諭してくれたのでした。

国際結婚だからといってケンカや議論が特殊であることはなく、日本人のカップルとなんら変わるところはありません。

だからこそ、ケンカは互いの違いを乗り越えて、相手の人間性をはかる機会でもあると筆者は思います。相手も同様に自分の価値観や本性を知ることになりますから、そこを成熟した大人として、対等なカップルとしてどう乗り越えるかに、2人のパートナーシップの真価が問われると言えるでしょう。

国際結婚をして長いこと一緒に暮らすことになると、ときに日本人同士のカップル以上に大きな壁が立ちはだかることがあります。

ただ違いを楽しみながら、意見の違いも価値観の違いもありつつ、それでも最後は互いの人間性がものを言うという部分は、日本人カップルでも同じなのではないでしょうか。

国際結婚は離婚率も高いですし、それだけリスクがあるということでもあります。ですがそれだけ得るものも大きいと、いろいろと経験した上で筆者はつくづく思うのです。

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